保育所への道

最近、朝起きられない。
いや、起きてるんだ。
布団から抜け出せずにいるだけなんだ。
それでもなんとか起きて坊っちゃんを保育所に連れて行く。
車で片道20分弱。
なんて遠い道のりなんだ・・・。
しかも車の中は凍えるような寒さ。
必死で向かう保育所。
さっさと坊っちゃんを保育所にぶち込まなければ！！！

・・・。
ねぇねぇちょっとそこの奥さん！
聞いてくださいよ！

そっから大変なんだってば！

坊っちゃん玄関までは行くのよ。
すんなりと。
なのに、そこで泣くか？
何故泣く？
私の万個あたりに顔をくっつけて泣くんだ。
やめろ・・・。

こないだは保育所から逃亡を図ったよ。
先生に「坊っちゃん！！車来るから危ない！！」と叫ばれたらそこは坊っちゃんの気弱さ。
道路に出たいのに出られなくて突っ伏してひぃひぃ泣いてたよ・・・。
そんなに嫌なのか？
誰かにいじめられてるのか？
と思いきや、私が帰ったあとは、何事もなかったように笑顔らしい。
私が迎えに行ったらいつでもにこにこしている。
朝の涙が信じられないくらいに保育所を満喫している。
友達に「ばいば〜い♪」と手を振りおどけてる坊っちゃん。
「明日もまた来るからね〜」と言って、また次の朝玄関で泣き叫ぶ坊っちゃんであった・・・。

母さん恋しいのわかるが万個はやめろ。